- 2009-03-09 (月) 17:39
- memo

Google Analyticsのメモ二回目は、複数のアカウント(=登録した自分のサイト)を管理する、その構造や管理ページの使い方。
複数アカウントを管理するページと、単一アカウントのページのレイアウトが似すぎていて混乱した!
Google Analyticsの構造
Google Analyticsは多機能であるが故に画面に所狭しと情報が表示され、整然としたレイアウトながらそれでもちょっと分かりにくい。
レポート画面からして複雑だが、ログイン直後と単一アカウントのサマリー(要約)のレイアウトがほぼ同じなのがまた分かりにくさに拍車をかけている。
しかし実はGoogle Analyticsの構造自体は凄くシンプル。
ちなみにGoogle Analyticsにおいての“アカウント”とは登録した自分のサイトの事、2つのサイトを登録していたら2アカウントあるって事になる。

Google Analyticsは複数のサイトでの利用が可能なので、ログイン直後の全アカウント管理画面と、単一アカウントのサマリーの見た目が似ているのが困りもの。
小さな“わかりにくい”でも積み重なると思考停止してしまう、この二つのサマリーが似ている事もその1つな気がする。(けど実は難しくなかったよ!)
次から順番に機能を追っていく。
全アカウント管理画面
登録後Google Analyticsに直接、またはGoogleアカウントからアクセスすると、まずこの画面が表示される。
先ほど書いたように登録したサイト=アカウントなので、ここではGoogle Analyticsを利用すべく自分で登録したサイト一覧という事になる。
ヘッダー
Googleサービス共通のヘッダー、他の画面からここに戻るのには左上のロゴをクリックする。
オレンジのメニュー
- Analytics 設定

- ページ遷移を訳ワカメにしてる元凶のひとつ。
このオレンジのラインはGoogle Analyticsで常に表示されるが、ページにより飛び先が違う。
この全アカウント管理画面、全てのアカウントのサマリーであるこのページに関しては、このページへ戻る、つまりただのリロードになる。
他のページでは個別サイトのサマリーである、その時表示しているアカウントのサマリーへ戻るリンクだ。
ところが個別サイトのサマリーを表示してる場合ただのリロードになる…なんでトップの全アカウント管理画面に戻らない??
まるで上の階層に戻るように作用するので、てっきりここを押してればそのうち全てのアカウントのサマリーへ戻るような気がしてしまうが、いくら押し続けても個別ページから行き着くのはその時表示しているアカウントのサマリーまでである。
トップと個別サマリーのデザインが似通っているのも合わさって、何がどうなっているのかわからなくなる。 - レポートを表示

- 選択肢に何も表示されない。リンクをクリックすると、登録してあるアカウントの一番上に表示されているもののレポートへ飛ぶ。
なんだこれ?といった所だが、これ実は下の階層である個別のアカウントのサマリー以下の階層では効果が発揮され、プロファイルを作成している場合、ここでそのプロファイルを選択する事で、プロファイルに添ったレポートを表示出来る。(プロファイルについては後述)
プロファイルを設定していない場合、サイトを登録した時点でそれ自体がプロファイルの一つとなるので、選択肢に現在表示中のアカウントの名前が一つだけ表示される。
と言う事で、何故効果の出ないトップにこの選択肢が表示されているのか意味の分からない、ちなみに一番上のアカウントと言うのは一覧表をソートし並び順を変えても変更されない、登録順だろうか? - Analytics アカウント

- 登録してあるアカウントをプルダウンで選んで、そのアカウントのサマリーを表示出来る。
新しいアカウントを登録する事も出来る。
つまり
Google Analytics > アカウント > プロファイル(+フィルタ) >レポート
こんな感じの構造。
左カラム
Google Analyticsに関する幾つかの情報が表示される、あまり使う事はない。(この記事書くために散々使ったが)
右カラム
メインコンテンツ、登録したアカウントのサマリーレポートを見る事が出来る。
右上が表示しているレポートの期間と比較対象期間。
その下に日別~年別への表示方法の変更ボタンがある。
表の下にはアカウントを検索するフォームや、1つの表に収まらない場合用に幾つかの表を表示切替するナビゲーションが表示されている。
個人ユーザーでこれを使うほどサイトを登録する人は少ないだろう。
その他、各項目の意味で前回の記事で触れていなかった部分は以下。

- 名前
- アカウントの名前、これは自分で好きなように変更する事が出来る。変更はマウスオーバーすると右に出る鉛筆アイコンをクリックすればいい。
- コンバージョン
- 目標設定項目に指定したコンバージョンを達成した(“目標ページ”に訪問者が到達した)数。登録完了ページとかに設定しておくといいぽい。
- 変化率
- ページ右上の期間と比較対象期間での変化率を表示する、プルダウンからどの変化率を表示するか選択出来る。
- 操作
-
それぞれのアカウントに関する設定の編集を出来る。
ここではアカウント名・デフォルトの国・アカウントの削除、の他にもデータ共有設定が出来る。データ共有設定は二項目があり、一つ目がその他の Google サービスのみというもの。これは他のGoogleサービスとの連携をするための共有。(AdWordsやAdSense等)
もう1つがGoogle など (匿名の形式)、こちらは匿名でデータをGoogleに利用させてもいいよと言う意味で、これにより自分のサイトのデータが同業種の平均データへと反映されたりする。と共にベンチマークという同種のサイトとの比較をする機能を使えるようになる。
つまりここでのデータ共有は、誰か自分の知り合いとデータを共有する、とかではない。
そしてデータ共有しないと一部機能は使わせないよ、という話でもある。
単一アカウントのサマリー
見た目に殆ど変わりが無いんだけど、これはアカウントのサマリー。
ここの表ではアカウントが並んでいるのではなく、プロファイルが並んでいる点に注意。
プロファイルを設定していなくても登録したサイトの項目が一つ表示されているはず、これはサイトを登録しアカウントを作ると、デフォルトプロファイルとして一つプロファイルが追加されるから。
なのでここで表示されているのは全アカウント管理画面と同じような見た目でも、実はアカウントではなくプロファイルが表示されている。
オレンジのメニュー
まず“Analytics 設定”は上で述べたとおり、アカウント別のサマリー以下の階層ではこのページへ戻る、つまりここでクリックしてもリロードするだけになる。
また“レポートを表示”のほうは、全アカウントのサマリーのほうとは違い、プロファイルをちゃんと選択出来る。
プロファイルを自分で一つも作ってない場合は上記の通り、デフォルトプロファイルが一つ表示されているはず。
だからカスタムしたプロファイルをこのアカウントへいくつも作る事が出来、その際にはこのプルダウンにそれらがずらっと並ぶ。
プロファイルはそのままそのプロファイルの条件に合わせたレポート群へ紐付けられている。
プロファイルのサマリー
表の左上にすべてとスター付きの二種のボタンが追加され、名前の項目の左にスターがうっすら見えるように。これは指定したプロファイルにスターを付ける事で、たくさんあるプロファイルの中から特に利用するようなものを表示させたり出来る、よくあるアレ。
また、項目に設定したアドレスとウェブ プロパティ IDが表示されるようになる。
表の項目自体には幾つか追加された項目がある。
- レポート
- その行のプロファイルのレポートを表示する。
- ステータス
- トラッキング ステータスの事。トラッキングコードをサイトに埋め込んだら24時間前後待たないとデータは反映されないが、その反映待ちとか既に反映してるよとか、何かトラブっててデータ取得出来てねーよってなのをアイコンで教えてくれるもの。
- 操作
- “削除”は文字通り、その行のプロファイルを削除する。
“編集”のほうはプロファイル自体の編集画面へ移行する、詳細は後述。
サマリー表の下にある項目
表の下に三つほど項目がある、それぞれの機能がどんなものか見ていく。

プロファイルを追加
プロファイルとはレポートのカスタム設定みたいなもんぽい。例えば○○.comというドメインを登録したけど、サブドメインのblog.○○.comのデータだけ見たいケースなんかはプロファイルの出番となる。(サブドメインだけではなく特定ディレクトリ以下のファイル等も可能)
また複数の管理者で見たい場合、ユーザーごとにどの情報まで見せるか、どれは見せないか等も指定出来る。
- プロファイルを新規作成

- サマリー表の下にあるプロファイルを追加»から作成出来る。
- プロファイルの種類を選択

- 新しいドメインのプロファイルを追加と既存のドメインのプロファイルを追加の二種。普通はドメインをアカウントとして登録してから作るだろうから後者をチェックすればいい。何故デフォルトが前者なのかよくわからない。ここでどちらをチェックしたかで下の項目内容が変わる。
余談だがこの項目、“または、”を太字にする意味がわからないし、さりげにtableタグなのも意味不明。 - 新しいドメインのプロファイルを追加

- 上で新しいドメインのプロファイルを追加にチェックが入っているとこれが表示される。
対象URLを指定し、タイムゾーンの国を指定すればOK。たぶん使わないんじゃないかなぁ。 - 既存のドメインのプロファイルを追加

- 上のラジオボックスで既存のドメインのプロファイルを追加にチェックが入っているとこちらが表示される。
ドメイン名を選択し(アカウントサマリーからリンクで移動した場合大概既に選択済み)、プロファイル名とタイムゾーンの国を指定すればおk。作成後はアカウントサマリーからプロファイルの編集をして詳細設定する。
- プロファイル設定
- アカウントサマリーから指定プロファイルの“編集”をクリックすると移動する。
- サイト プロファイル情報

-
プロファイルの基本情報が表示されている。変更したい場合分かりにくいがこのテーブルのヘッダーの右上にある編集をクリックする。
ここではプロファイル名・ウェブサイトのURL・デフォルトのページ・タイムゾーンの国・除外したいURLクリエパラメータなんかを指定出来る。
ちなみにデフォルトのページとは、http://○○.com/にアクセスした際返されるindexの指定になる。index.htmlが返されるならindex.html、index.phpならそれとなる。これを設定する事で/と/index.html等同じページを指すアドレスを別々にカウントしないようにする。
除外したいURLクリエパラメータは特定パラメーターがURLに付く場合、そのパラメータを含むURLへのアクセスをカウントしない様に出来る機能。wordpressなんかだと何も設定しないと推敲時のプレビューが凄くアクセスを稼いでくれちゃうので、ここでパラメータを指定するといい。
他にもeコマースウェブサイトかどうかのチェックと、サイト内検索を有効にするかのチェックがある。
サイト内検索に関しては別記事で。 - コンバージョンと目標達成プロセス

- 目標ページを指定し、そこへの到達数を出すための設定。目標ページに至るまでのページ遷移も10ステップまで指定出来る。
数ページにわたる会員登録フォームなんかにちょうどいい。
詳細は後述。 - プロファイルに適用したフィルタ

- ここではフィルタが適用されているか、どれが、どういう順番で適用されているかがわかる。
フィルタに関する詳細は後述。 - プロファイルへのアクセス権を持つユーザー

- アクセス許可されているユーザー一覧。ここでプロファイルを細かく設定する事で、ここで登録されている外部ユーザーに見せる範囲を決める事が出来るぽい。
- コンバージョンの目標設定
- コンバージョンと目標達成プロセスの編集をクリックすると、このコンバージョンの設定画面へ移動する

- プロファイル設定のコンバージョンと目標達成プロセスから移動する。
- 目標情報を入力:有効な目標
- オンだとこの目標が有効に、オフだと無効になる。目標設定を一時的に停止する際に利用するだけなので、基本はオン。
- 目標情報を入力:キーワードマッチ
- コンバージョンや目標達成プロセス(コンバージョンへ到達するまでのページ遷移)を示すURLをどういった指定にするか決める。完全一致・前方(語頭)一致1・正規表現一致の三種類ある。
完全一致はレポートに表示されるURLと完全に一致する必要がある。正規表現は使えるが動的セッションIDやクエリは含めない。
前方(語頭)一致はURLにクエリ等が含まれる場合に利用する、指定URLまでが一致していればその後に続く動的クエリ等は考慮されない。
正規表現一致は正規表現を利用しURLを指定する。 - 目標情報を入力:目標 URL
- コンバージョンを示すURL、任意のページにコードを追加する事で、ダウンロード数や一定の操作を取得する事も出来る。
- 目標情報を入力:目標名
- このコンバージョン設定の名前、識別のためにあるだけなので好きな分かりやすい名前をつければOK!
- 目標情報を入力:大文字と小文字の区別
- チェックするとアクセスされたURLの指定が大文字でか小文字でかまで判別出来る。
- 目標情報を入力:目標値
- コンバージョンによる合計収益額、コンバージョンによって利益が発生する有料会員制だとかそういうのに使うんだと思う。
- 目標到達プロセスを定義 (オプション):URL
- コンバージョンへたどり着くページ遷移を指定出来る、“登録有難うございます”ページがコンバージョンだとすると、名前を入力するページがステップ1、住所を入力するページがステップ2、といった具合。それに合ったURLを入力していく。
- 目標到達プロセスを定義 (オプション):名前
- それぞれのステップに判別用の名前をつける事が出来る、自分が分かりやすいものでOK!
- 目標到達プロセスを定義 (オプション):必要な手順
- このチェックボックスにチェックを入れると、ステップ1を必須に指定出来る。必須にするとステップ1で指定したURLを経由せずにコンバージョンへ到達してもカウントされなくなる。
何故ステップ1しか必須に設定出来ないのかはよくわからない。
ユーザー マネージャ

ユーザー マネージャは複数人で管理する際、管理者である自分以外にもアクセスする権限を与えたり、何を見れるか何が出来るかを細かく設定出来るシロモノ。
注意しないといけないのは、これは間違いなくユーザーマネージャなのだが、ヘルプではアクセス マネージャと記載されている点だ。何か調べる際にスルーしないようにしたい。
表にユーザー一覧が表示され、一つの表に収まらない時用にページナビゲーションがついてたり、表示件数の変更が出来たり、検索したり出来る。
何かデザインの浮いているプラスとマイナスのボタンがあるが、これは何だかよくわからなかった。
AND検索とOR検索切り替え…?しかしわざわざボタン付けるとも思えないな。
個人使用なので複数アカウント登録してないが、ひょっとしたら検索結果のソートなんじゃないかなと予想。
表からは既に登録してあるユーザーの情報を編集する事が出来る他、表の右上にある+ユーザーを追加のリンクからアクセスするユーザーを新規作成へと移動できる。ここでは新規ユーザーを登録する。
- ユーザー情報を入力
- 新規登録したいユーザーのGoogleアカウントのメアドと、アクセスタイプを選択する。
アクセスタイプはアカウント管理者とレポートのみを表示の二種類。アカウント管理者は全ての機能を利用する事が出来る。
レポートのみを表示のメンバーは、レポートの結果のみ見る事が出来る。 - アクセスを許可
- 既に存在するプロファイルの中から新規追加ユーザーに適用させるプロファイルを選択する。このプロファイルの条件に合ったレポートをそのユーザーは見る事が出来るようになる。
フィルタ マネージャ

フィルタはGoogle Analyticsで取得される情報を選り分ける、メーラーのフィルタと同様のようなもの。
レポートの設定をプロファイルでおこない、プロファイル内での細かい条件付けや、複数のプロファイルで設定を使いまわすためにフィルタを使う。
定義済みフィルタとユーザー定義フィルタの2種類があり、定義済みフィルタの中から選択するか、自分で定義する。
アカウントサマリーからフィルタマネージャへ移動すると、既にあるフィルタが表示される。
始めてアクセスした場合は当然まだ何もないので、表の右上の+フィルタを追加をクリックし、新しいフィルタを作成ページへ移動する。

- フィルタ名:フィルタ情報を入力
- フィルタを判別するための名前、好きなのでおk
- フィルタの種類:フィルタ情報を入力
- プルダウンから目的に合ったフィルタを選択する。選択肢は4つあり、上の三つが定義済みフィルタ、一番下がユーザー定義フィルタとなる。どれを選択したかで、直後の入力フォームが変化する。
- ドメインからのトラフィックをすべて除外
- IP アドレスからのトラフィックをすべて除外
- サブディレクトリへのトラフィックのみを含める
- カスタムフィルタ
カスタムフィルタを作成するのは、そこまで難しくはなさそうだけど今回はいい例も思いつかないんで省略。詳しくは以下を参照してちょ。
フィルタ – Analytics ヘルプ
- プロファイルにフィルタを適用
- 既にあるプロファイルに作成したフィルタを割り当てる。同時に複数のプロファイルにも割り当てる事が出来る。
プロファイルとフィルタの違い
ここまで画面構成を追ってきて、だんだんプロファイルとフィルタの違いがわからなくなってきたので、ここでちょっとまとめてみる。
- プロファイル
-
- 1つのレポートに必ず1つ存在する、設定ファイルのようなもの
- 1つのアカウント(登録したサイト)にはいくつものプロファイルを作れる
- サイトを色んな角度で見たり、共同管理者に公開する等、それぞれの用途にあったレポート(=プロファイル)を作れる
- クリエパラメータの除外設定など、簡単な除外が出来る
- コンバージョンの設定が4つまで出来る
- フィルタを複数セットする事が出来、その順番により適用順もコントロール出来る
- このプロファイルによって作られるレポートにアクセス出来るユーザーを指定出来る
- フィルタ
-
- ドメインやIPアドレス、ディレクトリなど、より詳細な除外を行う事が出来る
- さらに細かくカスタムしたフィルタも作る事が出来る
- フィルタをいくつかのプロファイルに設定する事で、共通内容を使いまわせる
- 何故か設定画面とヘルプの記述が違う…こういう細かい部分が(ry [戻る]
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Comments:2
- 匿名 10-01-20 (水) 4:26
-
勉強させてもらってます。
+と−のボタンは包含or除外みたいです。 - daruman 10-01-20 (水) 18:47
-
なるほど。
複数ユーザーで活用している場合、あまりアウトプット出来ない事情があるケースが多いからか、調べても出てきませんでした。ありがとうございます。
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